こんにちは!わなのとるすです。
今回は高配当で最近話題の、明和産業について
配当金を確認した際に
- 高配当なので購入したい
- でも、株価が下がって損はしたくない
などと考えましたか?
僕は考えました・・・
2021/10/4現在でも配当利回りは12.53%もあり
- 高配当は今後も続くのか・・・
- 株価は維持されるのか・・・
気になるところかと思います。
因みに日本株の配当ランキング1位は明和産業(12.53%)
2位はベリテ(8.81%)と大きく差が開いています。
そこで、明和産業の株価を購入するべきか、
どうするべきか理由を交えて解説していきます。
明和産業の株価を買って、配当金で脱サラに近づきたい!
配当金で不労所得が実現できる!
今回は高配当で最近話題の明和産業の配当を見たときに、
と頭をよぎった方もいるのではないでしょうか。
本記事の内容
- 明和産業が高配当に転じた理由
- 株価が下がる場合はこんな時
- 不労所得で脱サラするのに必要なこと
この記事を読むと高配当の明和産業の株式を購入した場合に
得をするか損をするか、理由についても知ることができます。
僕の簡単なプロフィールです。
28歳の会社員
経済的自由を目指して発信中
27歳まで貯金0から、200万円の資産形成を達成
株式投資歴2年
積立NISA 1年7か月継続中
中小企業の経理課として従事
目次
明和産業の株式を購入するべきか
2021/10/4現在
明和産業の株式を購入すると損をする可能性が高い
購入するべきではないと考えています。
1株当たりの株価 | |
高配当発表前(8/31) | 約450円 |
高配当発表後(9/10) | 1192円 |
現在(10/4) | 793円 |
高配当を発表直後は暴騰したものの、現状は下落が続いています。
おそらくここからさらに株価は下がっていくことが予測されます。
なぜここからさらに株価が下がっていくのか
詳しく紹介していきます。
一時的な配当と明言している
明和産業のこれまでの配当額は下記となります。
年間配当額 | 配当利回り | |
2012年3月 | 6円 | 1.5% |
2013年3月 | 6円 | 1.45% |
2014年3月 | 7円 | 2% |
2015年3月 | 8円 | 1.81% |
2016年3月 | 8円 | 2.14% |
2017年3月 | 8円 | 1.94% |
2018年3月 | 10円 | 2.02% |
2019年3月 | 10円 | 2.25% |
配当利回りが良いとは言えませんが、安定して配当金を出しています。
それが今回はなんと・・・
年間配当額 | 配当利回り | |
2022年3月 | 115円 | 12.53%(2021年10月現在) |
今迄からしたら考えられませんよね・・・
明和産業は今回の高配当は「一時的な配当」と明言しています。
下記URL内「2.理由」の2段落目に記載があります。
・プライム市場選択方針決定
・連結配当性向を50%とする基本的な配当方針は今後も維持
明和産業株式会社 https://www.meiwa.co.jp/
上記から今回の高配当は、今後継続せず従来通りの配当を行うことを指しています。
それではなぜ、明和産業はなぜ株価を上げる必要があるのでしょうか。
明和産業が高配当に転じた理由
明和産業が高配当を実施した理由
それはプライム市場へ上場するために、株価を上げるためです。
もう少し具体的には時価総額が100億円を超えるために
株価を上げて高配当を実施しています。
プライム市場とは・・・
2021/10/4現在は東証1部、東証2部、マザーズ、ジャスダックに
分かれていますが2022/4/4からはプライム、スタンダード、グロースに
変更となります。
明和産業は今後の実質的な東証1部であるプライム市場に上場予定ですが、
条件が基準に満たないためプライム上場の条件を達成するために
高配当を実施しました。
プライム市場上場の条件は下記のようになります。
明和産業[8103]の状況(配当金UPの前)
株主数 | 12,186名 | 〇 |
流動株式数 | 41,780,000株 | 〇 |
流通株式時価総額 | 94.7億円 | × (100億円必要) |
売買代金 | 約20億円 | 〇 |
流通株式時価総額のみ基準に満たしておらず、
プライム上場ができない状態となっていました。
流通株式時価総額の基準を満たすために、
株価を上げる必要があり、配当金を増配することで
株価を上げて基準を上回りました。
株価が下がる3つのパターン
株価が上がることは基本的に良いことですが、株価が上がるということは
下がる可能性も視野に入れなくてはいけません。
株価が下がる理由はいくつもありますが、代表的なものを紹介していきます。
今回の明和産業に当てはまっている部分があるか確認していきましょう。
長期目線で売り上げが減少傾向
売上が年々減少している企業は利益も下がる傾向にあるため
株式が売却されやすくなります。
現状維持を続けているならまだしも、利益が少ないと会社が傾く可能性も
あるため投資家は投資を避ける傾向にあります。
減配や無配
配当を出している企業は少なくありません。
銘柄を選定する際も配当金を確認して投資をする投資家も少なくありません。
配当が上がって文句を言う投資家は少ないですが、
これまでの配当が減配されたり、なくなった場合は株価に大きな影響を
与えることが多いです。
トラブル発生
リーマンショックやコロナショックのように、会社とは直接関係のない
トラブルが発生した際、株価が下がることがあります。
などなど上記以外にもありますが、とりあえずはこんなところです。
今回は減配や無配部分が該当します。
今後は配当性向50%を基準として配当を予定していため
一時的な増配から再度減配されます。
そのため株価は以前の1株当たり500円程度に落ち着くのではないかと
予想しています。
配当金で脱サラするのに必要なこと
明和産業の配当金をみて「おおぉ!!」と思いましたが
調べてみるとやはり不労所得で生活をするための
道のりはまだまだ遠いようです。
継続して得られる配当
株価も上がる少なくとも現状維持
一時的な配当はダメ
株価自体が下がって資産が減るのはダメ
配当金で脱サラをするには
高配当を継続している企業から財務状況を確認して
株価が下がったタイミングで投資をするしかないようです。
資金の少ない投資家は損をする確率をできる限り減らして
少しずつ資産を拡大していくのが近道だと思っています。
売買は資産が減るリスクを抱えつつ、
売買益の20%をとられ、時間もかなり使ってしまいます。
そのため、ある程度投資先に目星をつけて
株価が下がったタイミングで投資をするのが
コストパフォーマンスもいいのではないでしょうか。
僕は100万円を使って株式売買をしていましたが
思うような結果を出すことができませんでした・・・
僕の売買履歴はこちら
とはいいつつも株価が今後下がらなかったら
損をし続ける可能性があります。
また暴騰のチャンスに乗ることができないかもしれません。
しかし、株価の暴落は10年単位で必ず発生していますし
暴騰のチャンスがあるということは暴落の危険も伴うことに繋がります。
特に今は株価が割高と認識されることが多いので
投資したい気持ちを抑えることも投資家として
重要な能力ではないでしょうか。
そのため今は投資先を探しつつ、きたるチャンスに備えて
現金を増やしていきましょう。
高配当を発表した後、現在の状況について
明和産業の株価は高配当発表前と発表後で、株価は大きく変動しています。
今後株価が上がっていくことは考えずらいため、2021/10時点で
明和産業の株式を購入することはおすすめできません。
理由としては2021/10現在の株価
793円から下がっていくと予想しているからです。
今回の増配は継続しないことが明記されており
減配がほぼ確実に発生します。
時価総額の問題についてはクリアしているため
プライム上場は可能ですが、元の株価450円程度まで下がる可能性は
充分考えられます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。